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2016年10月2日

歯周病の原因と成り立ち

歯周病の原因と症状が現れる4つの組織について
日本人の半数、30歳以上の80%がかかっていると言われ、その7~8割が治療せずに放置されていると推定されている歯周病ですが、その原因や病気の成り立ちというのは意外に知られていません。

そこで今回は、日本人の歯を失う原因No.1である歯周病について詳しく解説したいと思います。


1、歯周病とは

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歯周病とは、歯をとりまく組織にかかわる病気の総称です。具体的には、歯茎、歯根膜、セメント質、歯槽骨といった組織に生じる異常が歯周病です。つまり、歯を支えている歯茎と骨(歯槽骨)の炎症性の病気のことを指します。

病名としては、歯槽膿漏(しそうのうろう)・歯肉炎・歯周炎などが挙げられ、どれも一度は耳にしたことがあることかと思います。そんな歯周病は30代以上の8割がかかっていると言われています。

 

2、歯周病の原因

 

皆さんは歯周病がどのようにして起こるのかを知っていますか?

実は歯周病は細菌感染症一種です。つまり、お口の中にいる細菌によって発症するのです。

食事をした際には、必ずといって良いほど食べかすなどが残ります。

そうした食べかすなどの汚れ「プラーク」と細菌が集まったものをバイオフィルムと言い、このバイオフィルムの中で、細菌が繁殖することが原因で、歯周病を発症します。例えば、歯周病菌が歯茎に炎症を生じさせたものを歯肉炎と呼んでいます。

3、歯周病の成り立ち

 

上記の通り、歯周病は細菌感染症です。食べかすやプラークに含まれる細菌が、がどのように歯周病を発症させるかは、次の通りです。

① 歯の表面に付着したプラークや歯石が原因で歯肉に炎症が起こります。

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② 歯肉の炎症が進行すると、歯と歯肉の間の付着器官が破壊され、歯周ポケットが形成されます。

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③ 炎症が悪化すると更に毒性の強い歯周病菌が繁殖し、歯周ポケットが深くなります。

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④ 歯槽骨が溶けて歯根部が露出し、冷たいものや熱いものがしみたりすることもあります。

歯石が歯周ポケットの奥にますます付着し歯肉が腫れ、膿が出てきます。口臭も徐々にひどくなり、歯を支えている骨(歯槽骨)の吸収により、歯がグラグラ動きます。

 

⑤ 歯槽骨がほとんど無くなり、歯根が露出し、最後は抜けてしまいます。したがって、歯みがきで毎日プラークを除去することと、歯みがきで取りきれないプラークやバイオフィルムを定期的に歯科医院で除去することが歯周病治療の基本になります。

 

4、まとめ

 

こうしてみると、歯周病というのはいつ誰がかかってもおかしくないお口の病気です。

毎日適切なブラッシングをすることはもちろんのこと、定期的に専門家である歯科医医師に診てもらうことで、ようやく予防できる病気といえます。

また、今現在、既に歯周病にかかっている人は、できるだけ早く歯科医院で治療を受けましょう。

歯周病が進むと、顎の骨が溶けるなど、症状がどんどん悪化していきますので注意が必要です。

早期発見早期治療を実現することで、歯周病とは無縁な健康な歯周組織を手に入れましょう。

池田歯科大濠クリニック
福岡歯周病治療専門ナビ
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